English Jacquard誕生秘話

1720年創業、イギリスで9代続くシルク織物ファクトリーがある。
イギリスといえば、鎌倉シャツでベストセラーとなっている50ozや350ENDなどでおなじみの、あのファクトリーがまず浮かぶが、勝るとも劣らない素晴らしいファクトリーだと業界では有名であった。

このファクトリーとの出会いは、取引して20年の南仏のネクタイブランドの紹介であった。
聞くと、このイギリスのファクトリーの生地を何十年にも渡って使用しているらしい。
生地のクオリティ、伝統に頼らない革新的なデザインやコレクション。我々は一度、彼らのファクトリーに尋ねることとした。

場所はロンドン市内から電車で2時間弱。元々シルク産業が盛んであったようだ。

 

想像を超えた、アーカイブとクオリティ

彼らのファクトリー兼オフィスは、歴史を感じさせる重厚な作りと、想像以上の広大な規模感であった。
商談ルームには、柄ごとにアーカイブが綺麗に保管されている。ここまで綺麗に歴代のアーカイブを保管しているファクトリーは珍しい。

その中で目を引いたのが、モチーフアーカイブである。
アニマルから伝統的なクレストというところまで、膨大にある。日本やイタリアのファクトリーでも多くのモチーフアーカイブを見てきたが、紛れもなくここのモチーフの種類は群を抜く。古臭くなく、新しさもある。
このモチーフを軸にコレクションを形成することにした。

 

謎の秀逸クオリティ『オッドマン』

もう一つ彼らが自信を持っているクオリティが、『オッドマン』と呼ばれるコットンシルクのモガドールクオリティ。
モガドールとは、経糸にコットン、緯糸にシルクで織り上げた素材。素材の肉感と強いコシが特徴である。
このオッドマンは、素材の畝が綺麗に出ていて、手持ち感も今まで自分が体感してきたモガドールとはまるで違う。正に世界最高のモガドールと言って差し支えないはず。
通常のモガドールは、スーツスタイルにはあまり向かず、ジャケット×パンツスタイルがベターだが、非常にドレッシーなモガドールストライプタイのため、幅広いコーディネートで使用することが可能と思う。

チーフバイヤー・小林の総括

まだ鎌倉シャツでの歴史は浅いサプライヤーですが、相当な実力の持ち主で、許されるのであれば、1週間泊まり込みで彼らのファクトリーに居座ってみたいと本気で思います(笑)
モチーフタイは、通常の鎌倉シャツですとそこまで多く展開しませんが、弊社ロイヤルカスタマーやスタッフ人気も高く、きっと喜んで頂けるはずと自信を持っています。
モチーフやクレストって間違えると、すごく古臭くコテコテの感じになっちゃいますが、現代の着こなしにも対応できるようなラインナップになったはずと自負しています。
オッドマンは、何でこの名前なのかはさておき(笑)、クオリティは折り紙付きです。
フレンチコレクションで展開しているモガドールタイともまた違います。是非店頭で触ってみて欲しいです。
時代が変わっても、イギリスから我々が学ぶことが多くある。そんなことを思う、今日この頃です。

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