液体洗剤 ¥1,485(税込)

  • ムラなく溶け、オリジナル配合の酵素と界面活性剤の働きで優れた洗浄力を発揮。
  • 蛍光増白剤は含まれていないので、生成りや淡色の衣類のお洗濯にもおすすめです。
  • 抗菌成分を配合し、衣類を清潔に保ちます。

柔軟剤 ¥1,210(税込)

  • 植物生まれの柔軟成分を配合した柔軟剤。おだやかなホワイトローズの香り。
  • 濃縮タイプなので、わずかな使用量でふっくら仕上がり、吸水性も良好です。
  • 抗菌成分を配合し、衣類を清潔に保ちます。

ウール・シルク用洗剤 ¥1,265(税込)

  • 繊維にやさしい、高級アルコール系界面活性剤配合のソフト洗浄用中性洗剤。
  • ソフト洗浄用洗剤としては、優れた洗浄力を発揮。
  • 蛍光増白剤は無配合。手洗い可能なウール・シルク製品のほか、ニット製品やおしゃれ着のお洗濯にもおすすめです。
  • 消臭成分を配合し、衣類を清潔に保ちます。

漂白剤 粉末タイプの酸素系漂白剤 ¥715(税込)

  • 白洋舍のワイシャツ白物洗浄や、しみ抜きの漂白作業で使用している成分を配合。色・柄にもお使いいただけます。
  • 毎日のお洗濯にプラスして使用していただいて衣類のくすみの解消、防止に。
  • 食べ物、飲み物のシミや、黄ばみの漂白に。

武田:新しい洗剤を開発したいという話は4年前位からあったんですが、貞末会長からの「白洋舍のパッケージダサいよ」という一言をきっかけに、今回、パッケージもリニューアルをしようやく販売にいたりました。

佐野:鎌倉シャツ店舗で配布しているクリーニングチケットは何年目になりますか。

武田:チケット配布の取り組みは5年になりますね。

佐野:今でも白洋舎さんとの取り組みについては色々な方に感心されます。シャツ屋として、クリーニング業界への気持ちがすごく変わりました。今は互いに歩み寄る時代。他の業界も意識を変えればよい方向に向かうと思うんですが。

武田:クリーニング屋から言うと鎌倉シャツさんとの協業関係がスタートしてから、アパレルの皆様から声をかけられることがすごく増えました。それまではクリーニング屋とアパレルは必ずしも協力関係になっていなかったと思いますが、これからはお客様のために一緒になって、もっと色々なご提案をしなくてはと考えています。

武田:家庭洗濯では1日着た位の汚れは確かに落とせますが、実は生地の中には汚れがどんどん蓄積しています。これを落とすとなるとクリーニング屋の出番。シャツも衣替えをして欲しい!特に夏の半袖はご家庭でお洗濯をされる方が多いので、それで済ませてしまいがちですが、半袖を着なくなったら、衣装ケースにしまう前にクリーニングへ出して欲しいです。

田原:家庭内で洗濯して表面上きれいに見えても、皮脂汚れが蓄積しているってことですか?

武田:そうなんです。

佐野:麻のシャツを家で洗って、きれいに保管して、翌年着ようと思ったら襟が黄色くなっていたりします。きれいにしたはずなのに!

武田:よくそういうお声を伺いますね。「クリーニング」とは、洗うことで汚れを落とし、仕上げでシルエットを復元させています。“温度”と“湿度”を適度に衣類に含ませることで、仕上げながら形を補正し、なおかつ立体的に仕上げることができるんです。汚れ落ちについてはご家庭のお洗濯である程度は解決するかもしれませんが、洗いで生じた縮みを復元することはなかなかご家庭ではできないことですね。

谷村:洗濯・洗剤全般に言えることですが、強く洗おうとするとそれだけ生地がダメージを受けます。特に酸素系の漂白剤については、ある程度汚れが蓄積したところで定期的に入れてあげる方が生地へのダメージは少ないですね。もちろん汚れやすい方や、首回りの黒ずみが気になるという方は毎回入れても大丈夫です。

佐野:漂白剤は上から白色にコーティングして、汚れを奥に隠すものだと聞いたことがあります。

谷村:蛍光増白剤は上からカバーするものですが、漂白剤は蓄積した汚れ成分を化学的に分解します。お湯洗いだと更にきれいにすることができますよ。

武田:肌に直に接すれば接するほど身体から出る汗や皮脂が付きます。それに、空気中の汚れも。そういう汚れはしっかりと落とした方がよいので、石鹸や洗剤がよいですね。シルクブラウスやワイシャツは水洗いも可能ですが、水洗いをすると光沢が失われて、生地がだんだん弱ってきます。水洗いでもなくドライクリーニングでもないその中間の洗い方(汚れを落としながら素材を大切にする)がおしゃれ着用洗剤の位置づけですね。

田原:仕上がりも違いますか?

武田:おしゃれ着用の方がソフトな仕上がりです。洗浄力もその分ソフトになってしまいますが・・・暑い日は女性もTシャツやポロシャツですよね。そういう薄手の衣類には液体洗剤がよいです。シルクや麻のブラウスなどの高級素材はやはりおしゃれ着用がおすすめです。

谷村:柔軟剤にはかさは出るけど水が吸いにくくなるタイプと、水をきっちり吸収するタイプがあります。白洋舍の柔軟剤は吸水性が落ちないタイプですので安心ですよ。

武田:なにが違うかというと・・・白洋舍は長年のクリーニングで、洗剤にどんな成分を使ったらよいのか、ご家庭の洗濯機と洗剤の相性をずっと研究しています。その白洋舍の商売の“ノウハウ”がすべてこの洗剤に入っているんです!そこが他とは違うところ。大げさな言い方かもしれませんが、私たちがクリーニング屋としてやってきた“歴史”が詰まっています!そして、信頼のおける洗剤メーカーさんと協力して作っています。
最初、メーカーと研究所の試験データがなかなか合わず、何回もダメ出しをして試験を繰り返してもらいました。原因のひとつは京都(メーカー)と東京(白洋舍研究所)の水の硬度が違っていて・・・。

田原:その地域の水質や硬度によって汚れ落ちに影響があるんですね!

谷村:もちろん、現行商品は影響のない配合になっています。

武田:研究所で試験をする研究員たちはイエスとノーがはっきりしています。商売目線なしでとことん突き詰める。それくらい洗濯に関しては頑固。だから白洋舍はクリーニング業界で生き残ってるんじゃないでしょうか。彼らの秘めたる情熱が商品開発に活かされています。今回の洗剤は白洋舍オリジナルということで白洋舍の研究員たちが、市販の洗剤にはない成分を配合して作っています。「洗濯科学研究所」といえるだけあって、毎日「洗濯」について研究していますから。

武田:私たちがこの洗剤を鎌倉シャツさんで販売して欲しいという思いがあったのは、取り組みを始めた頃、貞末会長がおっしゃった「シャツは自宅で洗った方がよいんじゃないか?」という一言。
クリーニングがよいということは、この5年をかけて鎌倉シャツのお客様へお伝えすることができたのではないかと思います。それとは逆に、糊のついていないふんわりとしたシャツを着るよさというのもあると思います。貞末会長のこだわりには、綿100%本来の風合いだとか・・そういう着心地も求めていらっしゃるのではないかと。これまでの白洋舍は、そこにお応えできていないと気づいておりませんでした。
洗剤ができてやっと、ご家庭で理想のお手入れが実現できるかなと思っています。 今回の洗剤を使い、ご家庭でお洗濯をしていただいて、年に何回か白洋舍に出していただけば、より汚れ落ちがきれいになりますし、風合いも楽しんでいただけます!

谷村:一度の洗濯で汚れをどこまで落とせるかを追及した洗剤なので、市場に出ている家庭用液体洗剤の中では最上級のレベルに達しています!自信を持って洗浄力があるといえる商品です。日本製にもこだわり、業務用洗剤のノウハウがあるメーカーさんとタッグを組みました。市販では買えない特別な洗剤になっていますよ!

※対談の内容は2016年のものです

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