襟 : | クルーネック |
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袖丈 : | 半袖 |
ポケット : | あり |
色 : | ブルー系 |
柄 : | 無地 |
生地 : | ニット |
素材 : | 綿 100% |
パターン : | カットソー |
原産国 : | 日本 |
Cycle Cotton
T-Shirts
サイクルコットンTシャツ
「コットン」という限りある天然繊維の恵みを、少しも無駄にしたくない。
鎌倉シャツは、繊維製品を貴重な資源と捉え、廃棄物削減に努めております。
今回のプロジェクトは、シャツづくりにおけるサプライチェーンの見直しから始まりました。
限りある天然資源の有効活用は、世の中に浸透しているようでいて、まだ十分ではありません。
私たちのアプローチが環境のためになれば幸いです。
今回のプロジェクトは、シャツ生地を裁断する際にでる
「ハギレ(裁断くず)」をより良く活用できないか、という想いから始まりました。
シャツの設計図の大部分は曲線のため、長方形の生地を余すことなく使うのは不可能。
よってシャツ生地の約15%は捨てるしかない「ハギレ」となります。
そんな本来なら捨てるしかない裁断くずを集めて、
反毛という加工を施すことにより、綿に戻すことに成功しました。
その糸を丁寧に編んでニット生地に。
そして遂に、捨てられるはずの「ハギレ」はTシャツに甦りました。
これが、シャツメーカーのコットンサイクルです。
余ったハギレ
一般的には縫製工場で処理されるため産業廃棄物処理の費用がかかります。今回、ひとつの工場で集まったハギレは約240㎏。
まずは、このハギレを専用機械で約2~3cmにカットしていきます。
反毛工程と綿のブレンド
ここからは反毛工程。無数の針が付いたローラーで裁断くずを引っ搔くことで、ふわふわのわた状に戻します。
この綿(わた)のみで紡績となると、どうしても強度が足りないため
オーガニックコットンを加えて均等に混ぜます。
これで生地の強度を補うことができました。
糸になる
綿100%のドレスシャツのハギレを使用しているため、綿質の品質も申し分なく、心地よい肌触りを生み出します。
糸を染める染料も要らないので、より環境に良い取り組みとなりました。
多くの色の繊維が複雑に混ざり合った綿を扱うことにより、
奥行きのあるメランジ調の生地に仕上がります。
白は、白シャツから。
青は、青シャツから。
グレーは、白・青以外の色のシャツから。
それぞれの色の「ハギレ」が、Tシャツとなって生まれ変わりました。生地の厚みも十分にあるため透けにくく、1枚で着てサマになる仕上がりです。