日本のアイスホッケーをメジャースポーツに
メーカーズシャツ鎌倉では、2020年より、神奈川県横浜市を拠点とするプロアイスホッケーチーム、横浜GRITS(YOKOHAMA GRITS)のパートナー企業として活動を開始しました。
「日本のアイスホッケーをメジャースポーツに!」というコンセプトを掲げ、同じ神奈川県を拠点に活動を続ける横浜GRITS。
鎌倉シャツはチームへのユニフォームやグッズの提供という形で協力させていただいております。
横浜GRITSを率いる浅沼監督との対談を通して、チームの想いや取り組みについてご紹介させていただきます。
対談
横浜GRITS
監督 浅沼 芳征 氏
Yoshiyuki Asanuma
メーカーズシャツ鎌倉
代表取締役 貞末 奈名子
Nanako Sadasue
鎌倉シャツとの取り組みについて
貞末 本日は宜しくお願いいたします。まずは記事をご覧いただいている皆様へチームの紹介をお願いできますでしょうか。
浅沼 宜しくお願いいたします。横浜GRITSは2019年5月に設立したプロアイスホッケーチームです。
今年からアジアリーグに加盟をしました。日本からは全5クラブが参加していますが、主に北日本のチームで、首都圏内のチームは横浜GRITSのみです。
ホームアリーナは、新横浜駅近くのKOSE新横浜スケートセンターで、都心にいながらも気軽にアイスホッケー観戦を楽しむことができます。テレビやネットで観ていただけるのも嬉しいですが、やはり生での試合を一度は観て頂きたいですね。
貞末 今回のお話を最初に頂いた時、横浜にプロのアイスホッケーチームができたと聞いて驚きました。
鎌倉シャツは神奈川県鎌倉市生まれ。神奈川県仲間として力になれればと思いました。
具体的には、私どものシャツとネクタイを横浜GRITS様向けにカスタマイズして支給させて頂くことにしました。
浅沼 本日も支給いただいたシャツとネクタイを着用させていただいています。
GRITSカラーネクタイにロゴ入りシャツでサイズ感もぴったりです。
貞末 ありがとうございます。浅沼監督も勿論ですが、流石はスポーツマンの皆様、シャツが大変よく似合いますね!
今後は、更に共同でアイテムを開発し、少しでもお役に立てれば幸いです。
アイスホッケーとは
貞末 この記事を読んでいる方の中にもアイスホッケーが身近でない人が多いと思います。初めて見る時の見所を教えてください。
浅沼 アイスホッケーはご存知の通り、スケート靴を履いて、防具を身に付け、スティックを使うボールゲームです。氷上のスポーツであることから、スケートテクニックによって、体の大きさ関係なく活躍できると言うのも魅力の一つです。また、サッカーなどと違いコートフェンスを利用できるので、その反射を考えてパックが回るのも面白いです。ゲームセンターにあるエアホッケーをイメージするとわかりやすいですね。ゴール裏も含めたコート全体を使う臨場感は他のスポーツにはない魅力です。
貞末 ゴール裏はどのように使うのでしょうか?
浅沼 キーパーの背後に回り、撹乱させて、サッとゴール前にいってシュートを狙ったりします。
貞末 錯乱させる事ができてもゴールが小さくて、大変そうですね。
浅沼 そうですね。そこをチーム一丸となって攻略していくのが面白いところですね。アイスホッケーといえばゴツい選手がぶつかり合う姿を想像しがちですが、体の大きさが全てではなく、スピードと反射神経も重要になってきます。そのためにもスケート技術も重要で、飛んだり跳ねたり、陸上と同じ動きができる事が大切です。
貞末 チームはどのような編成になっているのでしょうか?
浅沼 22人がベンチ入りします。通常はその中からゴールキーパー(GK)1人とディフェンス(DF)2人、フォワード(FW)3人の計6人がリンクに出ます。選手交代は人数オーバーしない限り自由なので、その時にしかない編成でゲームが進みます。それをコントロールするベンチワークが僕の役割。常に状況をみつつ、その編成を考える上で、同じ士気、同じ目線で僕も一緒に戦っています。選手交代での切れ目がないので、本当に目まぐるしい中で編成が変わります。そこがアイスホッケーの魅力であり、見所でもあります。
貞末 私自身も、練習を見学させて頂いて、非常に興味が湧きました。スティックの音やパックが壁に当たる音はテレビでは味わえない迫力がありますね。
浅沼 パックは早いと時速160~170kmに達します、当たり前ですが当たるととても痛いです。パックが当たると場合によっては大怪我につながるので、避ける、弾くと言うような反射神経も大切になってきます。
貞末 その反射神経やスピードが迫力を生んでいるのですね。
浅沼 ゴールをさせないために体で抑え込む自己犠牲も大事です。その勇気は周りに対しても勇気を与えるし、「チームのために」ということが原動力になります。
協力企業で働く「デュアルキャリア」
貞末 選手がチームとプロ契約した上で、協力企業で働く「デュアルキャリア」の推進をしていますね。
浅沼 その通りです。横浜GRITSの選手は、選手が企業に所属して練習以外の時間は勤務先での業務を行います。
貞末 選手の生活のためにもお仕事と両立できるのは良いですね。
浅沼 仕事についても「生活のため」と覇気が出ます。また、アイスホッケーに限らず、プロスポーツの世界では、選手としてのキャリアを終えてからの人生(セカンドキャリア)の方が長くなります。プロ選手として競技に人生を捧げてきた選手にとって、全く別の道、人生を進むと言うのは、メンタル的にも多くの困難があると想像します。その点、「デュアルキャリア」であれば20〜30代では持っているエネルギーをスポーツに生かして、40代でスムーズにビジネスシフトできます。
横浜GRITSのこれから
貞末 監督として、これからの展望をお伺いしたいです。
浅沼 プロ経験がない自分が挑戦することで、スポーツ界や社会にチャレンジする意義を伝えられると思っています。
周囲からは心配もされますが…何より、デュアルキャリアを目指して高い意思を持っている選手のみんなを尊敬しています。彼らの社会人の先輩として、彼らを導いてチームをより良くできれば嬉しいです。
そのためにもリーグを盛り上げるようなチームを選手やスタッフ、パートナー企業の方々、ファンの皆様と一緒に作っていきたいです。
貞末 神奈川拠点のチームが活躍してくれたら多くの方に喜んで貰えますね。
浅沼 神奈川に愛される、身近に感じていただけるチームになれたら嬉しいです。社会貢献を含めて横浜の地に関わっていきたい。アイスホッケーだけでなく、+aの魅力を感じていただければ。
貞末 選手の皆様もカッコイイですね。生で見るとファンになってしまう人も多いのではないでしょうか。アイスホッケーを知らない方も、様々なきっかけで楽しんでもらえるといいですね。
浅沼 シーズンが開幕し、苦しい結果もありましたがそれを受け入れて成長したいです。タフな選手を筆頭に次に向かってくれているので、挑戦者として泥臭くがむしゃらに頑張ります。これからの寒い冬を、熱く盛り上げていければと思います!
貞末 私達も応援しています!
私たちのことを知ってください。