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MONTHLY EVENT

商品企画部とオンラインショップが一年を通して、
皆様に喜んでいただけるようなアイテムを毎月ご用意いたします。

第5弾となるアイテムは、「カプリシャツ」です。
メンズシャツ企画部の大道が解説いたします。

商品企画部とオンラインショップが一年を通して、皆様に喜んでいただけるようなアイテムを毎月ご用意いたします。

第5弾となるアイテムは、「カプリシャツ」です。
メンズシャツ企画部の大道によるインタビューをお届けいたします。

大道泰樹
 メンズディレクション担当

皆様、こんにちは。大道です。
いつも鎌倉シャツをご愛顧いただき、ありがとうございます。
今回のMONTHLY EVENTでは、夏のリゾートスタイルを思わせる「カプリシャツ」についてお話しして参ります。

そもそも「カプリシャツ」って何?そう感じた方もいらっしゃるかと思います。「カプリ」というのはイタリアの高級リゾート地であるカプリ島の名に由来します。

リネンなどの夏らしい素材を使い、プルオーバータイプで被って着られる、適度なゆとりがあってリラックス感がある。
そんなシャツのことを「カプリシャツ」と呼ぶのが一般的になっています。

鎌倉シャツでは10年ほど前から、夏には欠かさずに商品展開しております。毎年ご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

ビジネスシーンを主戦場とする私たち鎌倉シャツですが、弊社にはこのカプリシャツが好きな社員が多いです。
事実、夏になると「なんかいいね」「なんか微妙だね」「ボタンはもっと低い方がいい」「ゆとりが足りない、かぶりにくい」「今年は生地が硬いような気がする」「いや、やわらかいというか繊細でちょっと頼りない」・・・
そうした思想のぶつかり合いが勃発します。

そんな訳で、この商品は毎年のようにモデルチェンジを繰り返してきました(苦笑)。
そんな中、今季は最高傑作との呼び声高い、カプリシャツが完成いたしました。

原料となるリネンはフランス・ノルマンディーより最高の素材を選定しています。

最高品質とされるリネンは、フランスやベルギーといったヨーロッパの一部地域でしか採れないうえ、 気候変動によってその収穫量は年々減少しており、その値段も上がる一方です。

私たちは、長年お世話になっているサプライヤーさんから、値段は高くなるものの、そのクオリティには妥協せずに調達しました。

生地は、「左綾織り」としてリゾートスタイルに似つかわしいものとしました。
まず、平織りではなく綾織りであることで、生地がほどよく肉厚になり、体に沿うやわらかいドレープが生まれます。

さらに、綾の織り目を、あえて右方向ではなく左方向に上がっていく「Lefty」にすることで、リネン特有の光沢や、ソフトな生地感がより一層感じられるようになっています。

すこし感覚的な話をすると、右綾織の代表であるデニムやチノの「ざっくりした」「堅牢な」生地の印象が、 左綾織とすることで「上品な光沢」があって「ソフトでしなやか」な雰囲気になるんです。

プルオーバーシャツのデザインは、フロントボタンの配置、バランスに尽きます。
この高さが、高すぎると着るのが難しいだけでなく、見た目の印象も「やや息苦しい」感じになりますし、 低すぎると、だらしない印象になってしまいます。

次に大切なのが、襟の設計。
直線的すぎると、カタい雰囲気が「リゾートウェア」というコンセプトとミスマッチですし、強いカーブは下品に映ります。

さらに細かい事を言うと、前立ての太さ、ボタンのデザイン・・・キリがなくなってきましたので強引にまとめますと、全ての要素について、アップデートにアップデートを重ねた最新版となっておりますので、多くのお客様に、きっとご満足いただけるものと自負しております。

例年に比べ、ほどよく肉厚で光沢もあり、リネンの風合いを十二分に感じていただけるカプリシャツ。
コットンやリネン、軽いウールとも相性抜群で、ショートパンツで泳ぎに行くときなんかも最高です。 カプリシャツとともに、優雅に夏を乗り切っていただければ幸甚です。

エクリュ ¥10,780 BUY

チャコールグレー ¥10,780 BUY

ネイビー ¥10,780 BUY

 


大道泰樹
メンズディレクション担当

1992年生まれ。九州と関西にルーツを持つ。
新卒からシャツの企画・生産を担当。2024年より現職、ジャケットやシャツをメインに企画や開発を担当する。
スーツのビスポークを始めたほか、服のルーツを探る旅をライフワークとし始めたものの、本物の男性像を形成するのは洋服ではない何かなのでは、という本質的な悩みの壁にぶち当たっている。



※掲載商品の価格は、すべて税込です。

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