物が溢れ、安く大量に作り消費する事を良しとしてきた時代から
新たな価値や意識が目覚めてきた。

長く大切にしようという想いは、やがて愛着心を育てていくだろう。
慣れ親しんだ物に囲まれ、穏やかな気持ちを求める毎日。
使うほどに馴染み、自分だけの物になっていく喜び。
今の時代、そんなプロセスが良いのかもしれない。

何世紀にもわたり人類の生活を支えてきた天然繊維が再び注目されている。
粗野でありながら気品あるリネンと優しいコットンの風合い。
互いの特徴を補完し合った最強の天然素材と言えるだろう。

その魅力は長く大切に着ることで一層引き出されていきます。

メーカーズシャツ鎌倉株式会社
素材開発　佐野 貴宏

縦糸にコットン、横糸にリネンを使用することで細かいシワができにくくなります。
コットンは細い60番手単糸を使用し、ビジネス使いできるドレス感をキープ。
リネンは80～66番手*を使用することで、リネンならではの「節」があらわれ
見た目の清涼感も叶えます。

さらに、生地に凹凸が生まれるため
汗をかいてもベタッと肌に貼りつかず、軽さと速乾性も兼ね備えています。
物性は安定し、コットン100％のシャツ同様、縮みにくく自宅での洗濯も可能です。

※リネンの糸を綿糸に換算すると、20番手単糸ほど。オックスフォードシャツくらいの糸の太さ。