━今回紹介するネクタイはどういったものなのでしょうか？

コバ　今回は、鎌倉シャツのネクタイでも人気の高い「英国製生地ネクタイ」の真髄について、お伝えしようと思います。
バイヤーの小林（以下コバ）と、企画部シャツ担当の大道がお届けします。

━「英国製生地ネクタイ」とは？

大道　鎌倉シャツの「英国製生地ネクタイ」は、イギリス・ロンドンのあるシルクファブリックメーカーから生地をバイイングし、日本国内にてハンドメイドで縫製しています。
正直、￥5,000（税込￥5,500）とは思えないようなクオリティの高さです（笑）

コバ　他の生地メーカーには作れないような、打ち込みの多いしっかりした生地感や、美しいプリント素材など、創業250年以上の歴史に裏付けられたクオリティですね。

大道　250年以上前、かつての英国紳士が身につけたネクタイ生地を生産していたファブリックメーカーと考えるとロマンがあります。
日本はその創業時は......江戸時代？歴史を感じます。

━その中でもいくつかのコレクションに分かれているとか？

コバ　例えば50oz Silk Twillや36oz Print Fabric、350END KINGS NAVY、150END REP TIESなど、英国製生地の中でもクオリティ別にコレクションを分けております。
正直展開が多く、どれがどういった特徴があるのやら、わかりにくいところがありますね（笑）
今回はその各コレクションの特徴についてお話します！

コバ　まず代表的なものが50ozネクタイ。
鎌倉シャツの50ozネクタイはソリッド（無地）で展開しています。

大道　特にネイビーソリッドの50ozネクタイは、鎌倉シャツで最も売上本数の多い超定番アイテム。
50オンスという、厚くヘビーな最高級のシルクを使っています。

コバ　しっかりした生地感なのにシルクの滑らかさが感じられます。
そして特徴的なのが群を抜く光沢感や、ツイルによるとろみ！美しい発色で、スーツスタイルに間違いのない1本です。

大道　ネイビーのソリッドタイといえば、ドレススタイルの定番中の定番ですよね？

コバ　コーディネートに迷ったら、ネイビーのソリッドを選んでおけば間違いのないところがありますね（笑）
ひと目で高級感が感じられ、贈答用にもおすすめです。

コバ　続いては36ozプリントコレクション。50ozと同じくプリント素材ですが、50ozまでヘビーさはなく、軽やかなVゾーンが演出できます。
50ozと違い、こちらは柄ものオンリー。例えば英国らしさを感じるペイズリー柄や、品のあるピンドット柄が特徴的です。

大道　品がよく、王道や洗練といった言葉が似合うような、コレクションですね。

コバ　「プリントタイ」というと、軽さが際立つようなものを想像しますが、この36ozプリントは肉厚さも感じられ、スーツスタイルとの相性が抜群にいいですね。
英国のクラシックな雰囲気もある。ペイズリー柄など秀逸ですね。
コーディネートもしやすいですし、初めてプリントタイをされる方にもオススメです。

コバ　そしてベストセラーである350 END KINGS NAVY！
ネイビーソリッドだけで、毎シーズン40種類新作を投入しているストイックすぎるコレクションです。

大道　ファクトリーにはネイビーソリッドだけで8,000種類超の種類がありまして、そこからバイイングするのは至難の業でした（笑）

━他のネイビーソリッドタイとはどう違うのでしょうか？

コバ　350ENDとは、1インチ間に経糸を350本打ち込むことを意味します。
ここまで高密度に打ち込む織機は、このファクトリーしか持っておらず、国内生地ファクトリーが真似したいと思っても不可能なんですよね。

大道　高密度な打ち込みに寄る生地のハリコシ、そして絶妙な色の出方など、単純なネイビーソリッドとは一味違います。
何よりすべて微妙に柄も違うのが良いですよね！

コバ　必ずご自身が気に入るネイビーソリッドを見つけられるはずと自信を持っています。
ネイビーソリッドタイでもバリエーションがワードローブにあると心強いですよね！

━ストライプが特徴的な150END REP TIESについても説明をお願いできますか？

コバ　150END REP TIESはストライプ柄に絞ったコレクションになります。
350ENDに対して、打ち込みをあえて軽くした150END。
なぜ軽くしたかというと、彼らのストライプは、いかにもトラディショナルな雰囲気。
現代にコーディネートをするには、少し着こなしの幅が狭いかな〜と思いました。
そこで伝統的でイギリスっぽい柄やテイストに軽快感を加えました。

大道　確かに、350ENDでストライプもカッコいいとは思いますが、よりビジネスでも使いやすい生地感ですね。

コバ　白や無地ブルーのボタンダウンシャツに合わせて、トラッドなコーディネートもおすすめです！