『鎌倉シャツが手がけるドレスシャツやジャケットに合う、究極のトラウザーズをお届けする』
これがシャツ屋である鎌倉シャツの、トラウザーズづくりのはじまりでした。
トラウザーズにおいて現在のマーケットは、インポートブランド、とりわけイタリアのブランドが席巻しています。
日本製の優れたトラウザーズを探し出すことは困難です。
『イタリア製に負けないトラウザーズを、日本で作ることはできないのか?』
日本人の体形に合ったフィット感、ディテール、国内外から仕入れる上質な素材。
何より履いていてカッコいいか、美しいかどうか。
時間はかかりましたが、納得できる究極のトラウザーズが完成しました。
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ラインナップ
テックウール
トラウザーズ
(春夏モデル/ノータック)ディテールA.タック
タック仕様のトラウザーは、履いた際にタックが開いてしまわないように、手作業で微調整しながらタック量を調整させます。ジャストフィットで履いても見た目が崩れません。
B.スラントポケット
シャープさが命のサイドポケットは着用時に浮かないような設計です。人体が入った状態を想定して、分量やカーブを作ります。
C.ファスナー付け
フロントから見えてしまうことがないように、曲線になるよう0.3cm内側に入れています。もちろん人の手でないと不可能です。
D.持ち出し
曲線でできている人体に対し、きりに沿うようにフロントの持ち出し部分を少しだけ湾曲させています。手仕事でのアイロンワークです。
E.ピンループ
ベルトのバックルピンを通してください。上下にズレなくなり、非常にきれいです。
F.立体縫製
平置き時には立体縫製特有の「浮き」が生じます。人体が入ることで初めて完成される設計です。
G.くせ取り
人の身体によりフィットするようにS字カーブを採用しています。熟練した職人の手作業によるアイロンワークが欠かせないため、大変な技術を要するひと手間です。
H.V字スリット
背中心にV字を描くように切れ込みが入っています。座った際のテンションを逃がす役割があります。その上にベルトループを付けることも、人の手なしではなかなか難しいディテールです。そのおかげでベルトが落ちず、きれいな状態での着用が実現します。
I.ヒップポケット
玉縁の縫い代はとにかく綺麗に仕上げること。何度もやり直しました。 ジャケットを脱いだ際、後姿がきれいに見えることを意識して仕上げています。
J.縫い代
背中心やサイドの縫い代はすべて「割り」で仕上げ、肌にあたっても気にならないはずです。
K.自然なシルエット
見た目はスッキリとしていますが、締め付けのない美しいシルエット。
ジャケットの有無を問わず、どんなシーンでもお召しいただけます。裾の長さで全てが決まるメンズトラウザーズにおいて、裾の長さは非常に重要。
全体のバランスを見ながら、最終的には「好み」で決めることが最も大切ですが
長さを決めるうえで気にしておくべきポイントはシルエットと裾幅。鎌倉シャツのトラウザーズは、比較的スッキリしたシルエットのため、丈が長すぎると裾がクラッシュします。
裾幅も広くはなく、丈の長さによっては最後にシルエットを崩してしまう結果になってしまいます。
逆に短すぎても、スタイルが悪く見えてしまう可能性があるので要注意。
ジーンズや綿パンは軽快さが売りですが、ビジネスにおけるウールトラウザーズは軽快さよりも清潔感や誠実さが伝わるようにお召しいただきたいです。
おススメする丈の長さは「ハーフクッション」。
靴の甲に軽く裾先が乗るくらいの長さを指します。
良い意味で目立たない、万能な長さです。(画像参照)
横からソックスが少しだけのぞく分には問題なく、裾の長さに迷われた際は、ハーフクッションでお召しください。
私たちのことを知ってください。