Local × Nature × Ecology
海と山に囲まれた自然豊かな都市、鎌倉。
歴史ある寺社は100を越え、町の象徴となっています。
その先々で目にする美しい花々は私達を魅了し、癒しと共に四季の彩りを運んでくれます。
見頃を終え、やがて散り行く葉や花を拾い集め、抽出した色素を使ってコットンを染め上げていく。
温もりある天然繊維は一段と優しい表情になります。
水、染料、化学薬品全ての使用量を最小限に抑え、時間をかけて丁寧に作られた
鎌倉シャツだけのLocal×Nature×Ecologyを詰め込んだシャツです。
鎌倉に咲く紫陽花から
シャツを作る
顧客の皆様、いつも鎌倉シャツをご愛用くださりありがとうございます。
クリエイティブディレクター 貞末哲兵でございます。
鎌倉の紫陽花は毎年6月初旬に見頃を迎え、約一ヶ月の間、私たちを楽しませてくれることで有名です。
また、あまり知られていないことなのですが、紫陽花は毎年その美しい花を咲かせるため、枯れ落ちる前に剪定しなければなりません。
2020年7月、鎌倉シャツでは、サスティナブル&エコロジーの試みとして、本来剪定の後捨てられてしまう紫陽花から色素を抽出し、糸を染め、生地を織り、シャツを作るプロジェクトをスタートさせました。
鎌倉に咲く紫陽花を循環させ、通常の染料や水を極力使わずに、天然の色素からシャツを作るのです(ボタニカル染色)。
環境を配慮した新しい染色技法は、同時に私たちの街「鎌倉」の四季を再発見するものとなりました。
新しい時代のシャツ作り
Local × Nature × Ecologyの観点から
新しい時代のシャツ作りの始まりです。
今回紫陽花の提供にご協力くださったのが鎌倉五山の一角でもある円覚寺さんでした。
7月の暑い日、私は剪定された紫陽花を取りに行かせていただきました。
剪定された紫陽花は、自然の力がまだ残っており美しい輝きを放っていました。
「この紫陽花からシャツを作ることが出来たらどんなに美しいだろう。」
戴いた紫陽花とその想いを胸に、ボタニカル研究所に持ち込みました。 様々な植物や石からもその色素を抽出することができるというスペシャリストというだけあって、圧倒される程のサンプルの数々。
そこで抽出した紫陽花の色素を染めるコットンは、オーストラリアで採れるアンディーコットン。 その白さから「ホワイトコットン」と呼ばれ、色素が染まりやすく、美しい発色を後押しします。
ようやく完成したシャツは、淡いブルーとピンクで、自然の温もりを感じる美しい色でした。 ぜひ私たちのお客様に、紫陽花の季節にこのシャツを着て、鎌倉を感じ・楽しんでいただけたら幸いです。
今回のプロジェクトは、地元鎌倉の多くの方の力をお借りし、またボタニカル研究所の皆様にも大変お世話になりました。
この場を借りて、弊社一同心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
今後も、地元鎌倉から日本全国、世界に向けて発信できるよう取り組みを続けてまいります。
次のプロジェクトもどうぞ楽しみにお待ち下さい。
-Director / Teppei Sadasue
※当商品は売り上げの一部を協力いただいた円覚寺さんへ寄付いたします。
紫陽花染めマスク| ¥1,100(税込)
紫陽花染めマスク| ¥1,100(税込)
オーダーシャツ生地も取り扱い開始