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Color Variation
Story
Made In ShiBuya
渋谷区千駄ヶ谷の閑静な通り沿いに、ひっそりとたたずむ事務所の一室。年季の入った味わいのある機械が、手際よく、軽快なリズムで左右に動かされ、ニットマフラーが編まれていきます。
ここで使われているのは、“手横”とよばれる、手動編機。40年ほど前までは主流な編機として、盛んに使われていたもの。自動編機の台頭によって衰退し、現在ではほとんど使われなくなってしまったそう。
熟練の職人の手を介し、自動編機の5倍の時間をかけて、丁寧に編まれたマフラーは、ふっくらと柔らかく、特別あたたかく感じられます。
利便性、スピード感、画一性を追い求めてきた現代に、“持続可能性”、“オリジナリティ”、“新たな価値観”に社会の意識が向きはじめた。そんな今だからこそ、お届けしたいマフラーです。
手仕事ならではのあたたかみ
手動編機は電力を一切使わない人力による稼働、人の頭の中での管理設定を行うなど、完全なアナログ。時間と手間はかかりますが、自動編機には作れない編み柄と、ふんわりとボリュームのある手触りの良さが魅力です。
今回、マフラーに採用した2×2両畦は、表と裏に2目ずつの縦筋があるため、一般的な両畦に比べてふっくらとした弾力があり、肉厚な風合いが特徴。一見するとシンプルな編地ですが、手動編機でしかできない特別な編地なのです。
さらに、カシミヤ製品は初めから風合いの良さを際立たせる加工を最大限にすることが多いのですが、今回はあえて加工を弱めに設定。それにより、着用したり洗濯をする度にカシミヤ本来のふくらみが増して、柔らかさや光沢のある質感として感じていただける、まさに“育てるカシミヤ”です。
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