鎌倉シャツのこだわり
徹底解剖
今年で創業30周年を迎えた鎌倉シャツは、これまで「日本製シャツを世界へ」という目標を掲げ国産でのものづくりを追求してきました。
ただ単に日本製だから良いということではなく、我々のシャツには妥協のない素材へのこだわりや技術の結晶が細部まで詰め込まれております。
実際に袖を通してみると、「他のシャツとはどこか違うな」と感じていただけることでしょう。
今回は原点に帰り、そんな違いについてご紹介していきます。
極上の繊維
鎌倉シャツではコットン、リネン、ウールなどの素材をシャツに用いており、そこに一切の妥協はありません。
スーピマや米国産海島綿などの超長綿や、ノルマンディーリネン、super120'sウールなど、どの生地もこだわりをもって調達しています。
今や鎌倉シャツの代表作ともなったイージーケアシャツ“PALPA”においても、糸から開発を行い、まるで綿100%のような肌触り、見た目を実現しました。
世界各国から最高の原料を見つけ出し、高品質なシャツへと仕立てております。
天然貝ボタン
高級シャツの証でもある、天然貝ボタン。
私たちのほとんどのシャツには「高瀬貝」を採用しており、ナチュラルな光沢とボタンの掛け外しのしやすさが魅力です。
また、ラグジュアリーラインには真珠の母貝である「白蝶貝」を使用しています。
まるで宝飾品のような輝きがあり、一目みていいものと分かる最高級品です。
細部まで手を抜かない鎌倉シャツのこだわりがボタン一つ一つまで詰まっています。
生地に適した芯地
シャツの顔とも言える襟の表情を決める芯地。
高度な縫製技術を要するフラシ芯を始め、イージーケアシャツに用いられる接着芯(トップヒューズ)もできるだけ自然にみえるように高品質なものを使用。
適材適所で芯地を使い分け、生地の特性を最大限に活かすようにしています。
運針の細やかさ
一般的なシャツは3cm間に~18針が多いのですが、鎌倉シャツでは21針とより細やかに縫製しています。
緻密に縫うことによりドレッシーでシャープな雰囲気になり、耐久性が高くなります。
高度な縫製技術と時間を必要とする、まさに一針入魂のこだわりです。
巻き伏せ本縫い
-鎌倉シャツ製 巻き伏せ本縫い-
シャツの裏側の縫い代が全くでない「巻き伏せ本縫い」仕様。同じ個所を2回縫うため手間も2倍掛かります。丈夫で縫い目も美しく、肌当たりの良い、本格仕上げです。
-他社製ロックミシン-
一般的なロックミシンでの縫い合わせ。シャツの内側に縫い代がでるため、肌当たりが悪く、見た目も美しくありません。安価な量産品に用いられる縫製方法です。
裾の三つ巻き
裾は3重に巻きながら縫い合わせて仕上げます。
カーブしている裾の巻き具合は指先の感覚で行わなければいけないので、高い技術が必要です。
2種類のパターン
ナポリシャツのように程よくウエストのシェイプを利かせたスリムフィットと米・英国をイメージしたボックスシルエットのクラシックフィットの2種類をご用意。
体型や服装のスタイルによってお好きなフィット感をお選びいただけます。
前振りの袖
人体の構造に合わせた、自然と前ふりになる美しい袖カーブ。
体の動きに沿う立体的フォルムのため、可動域が広く、腕を挙げてもシャツの裾がトラウザーズから出ません。
内巻きの襟
襟の表裏のパターンに差をつけ、コンパクトかつ構築的なシルエットを実現。
品の良いドレスシャツの証である、首に沿うような内巻きフォルムは、匠によるいせ込み技術の成果です。