鎌倉シャツのネクタイには、フランスのとあるメーカーからバイイングし、メーカー名をシークレットにして販売しているコレクションがある。
フランスでデザインされ、イタリアにてハンドメイドで縫製された、他のブランドにはない、秀逸な色味や、柄づかい、テイストがある特別なネクタイ。
今まで鎌倉シャツのネームで販売していたのは、そのメーカーのネクタイをただ売りたかったからではなく、日本のお客様に手ごろにお届けすることで、おしゃれになってほしかったから。
そのコレクション名は、フレンチコレクション。
鎌倉シャツと、そのメーカーの取引がはじまったのは20年前。
気づいている業界人も多かった。
今回、フレンチコレクションをつくるメーカー名を公開する。
それは"BREUER<ブリューワー>"。
1892年にオーストリアのウィーンで誕生。
今ではフランス・ニースに拠点がある、130年以上の歴史をもつフランスのネクタイブランドだ。
ハンドメイドでつくられる丁寧なカッティングと縫製、 南フランスや地中海の風景を連想させる色味は、BREUERにしかない独特のカラーリングだ。
20年の間で築かれた、BREUERと鎌倉シャツのフェアで親密な関係性から、ダブルネーム"BREUER for Kamakura Shirts"を販売することになった。
価格は¥6,490(税込)。BREUERの市場価格の半額以下でお届けする。
今後も鎌倉シャツは「ビジネスパーソンを応援するため、上質なものを手ごろに」提供する。
BREUER社からのメッセージ
Alain Breuer
BREUER 4th-generation President
Walter Breuer
BREUER Desinger
BREUERは南フランスにあるニースという都市にオフィスを構えています。
私たち兄弟の曾祖父によって1892年に創業したブランドがルーツとなっており、そこから130年の歴史があります。
メンズウェアスタイルのカジュアル化が進む中でも、BREUERのアイテムは流行に左右されず、注目されています。
BREUERの大きな特徴は「クラシック」であること。特にネクタイなどのアクセサリーはクラシックなファッションを引き立てるのに大事な要素です。
BREUERは、アジア・アメリカ・ヨーロッパの世界各国で取り扱われており、 各国のパートナーからの信頼を得ています。BREUERはパリをはじめ、各国に店舗を構えています。
私たちが最も親愛するパートナーの一つが鎌倉シャツです。
この関係は単なるビジネスパートナーとしてだけではありません。
BREUERも鎌倉シャツも、どちらも家族で立ち上げられたブランドという共通点があります。
BREUERと鎌倉シャツの20年目の親愛関係を祝うべく、"BREUER for Kamakura Shirts"のダブルネームとしてネクタイをお客様にお届けします。
ビジネスとは数字のことだけではありません。
お互いの関係性や感謝を伝えあうことで生まれるものがあり、ダブルネーム企画は私たちにとってこれ以上にない喜ばしい贈り物です。
ここからまた、私たちの関係がさらに築かれていくことを楽しみにしています。
Alain Breuer
BREUER 4th-generation President
Walter Breuer
BREUER Desinger
BREUERと鎌倉シャツ
貞末哲兵
メーカーズシャツ鎌倉
クリエイティブディレクター
2022年春夏コレクションより、フランス・ニースのネクタイ・メンズウェアブランドBREUERと鎌倉シャツのダブルネームネクタイを発売します。
どうしてBREUERのネクタイをマーケット価格の半分以下でお届けするのか?
BREUERと鎌倉シャツはどういった関係なのか?
実は今年2022年で取引がはじまって20年となる、BREUERと鎌倉シャツの関係についてお話します。
20年前の当時、ネクタイは日本と世界の差は大きいものでした。
品質や、生地のスタイルやセンスの差です。これをなんとかしなければならないと考えていました。
BREUERとの取引前、鎌倉シャツは国産ネクタイのみを販売していました。
そんな中、鎌倉シャツのネクタイの可能性を大きく広げるきっかけとなったのが、BREUERです。
BREUERとは、先代の社長である貞末タミ子が、20年前にPITTI UOMOというイタリア・フィレンツェの展示会で出会いました。
当時、会長であった貞末良雄の信条は、「洋服はヨーロッパの物であって、日本の物ではない。ヨーロッパを学ばなければ、洋服の世界において世界で勝てるはずがない」というものでした。
特にネクタイは、当時の日本と世界の差は火を見るよりも明らかでした。
そこで、運良く貞末タミ子がBREUERと出会い、ヨーロッパのエレガンスを纏ったネクタイが鎌倉シャツで販売されるようになりました。
20年前の日本製ネクタイのレベルはあまり高いとはいえなかった中、BREUERというワールドクラスのネクタイがやってきた衝撃は今でも忘れられません。
やはり130年の歴史を持つ、トップクラスのネクタイメーカーは違います。
BREUERのクラシックなセンス、ネクタイとしてのクオリティ、フレンチらしいエスプリを感じるような色づかいや柄づかい、マリンなテイストは他のブランドにはない雰囲気をもちます。
鎌倉シャツのボタンダウンシャツにとても相性がよく、フレンチなコーディネートを楽しめますし、クラシカルなビジネススタイルに合わせても馴染み、どこか洒脱感がでます。
奇跡的な共通点として、BREUERのあるニースと鎌倉は姉妹都市なのです。
(フランス・ニースと鎌倉市は、歴史的遺産を持つ観光都市として共通点が多いことから、1966年に姉妹都市として提携)
双方に美しい海や山を持ち、独特のカルチャーを持ったニースと鎌倉の素晴らしさ。そのことを多くの方に知っていただきたい。
今回のダブルネームはそんな橋渡しのような役割にもなれたらという願いも込めて、
ダブルネーム"BREUER for Kamakura Shirts"として、昨今困難を極めるネクタイマーケットで勝負することになったのです。
ダブルネームについて
ネクタイやドレスファッションに明るい方はお気づきだったかもしれませんが、今まではBREUERのネクタイを、メーカー名をシークレットにし、鎌倉シャツの”フレンチコレクション”というネームで販売していました。
BREUERのネクタイは他ショップでは高額で販売されていますので、鎌倉シャツのインポートネクタイプライスである¥6,490(税込)で販売するには、BREUERというネームではお届けできていませんでした。
"BREUER for Kamakura Shirts"のダブルネームネクタイは、以前のフレンチコレクションのときと変わらず、¥6,490(税込)で販売します。
正直なところでいえば、粗利が少なく利益はほぼありません。
それでも、このネクタイの素晴らしさやBREUERと鎌倉シャツの決意を多くの方に知っていただきたいと願いを込めた価格設定をしました。
クオリティが高く、センスのあるBREUERのネクタイを、ダブルネームとしてマーケット価格の半分以下でお届けする。
それは鎌倉シャツの他のアイテムと同じく、「上質なものを手頃に」お届けしたいという想いです。
全世界で原料や、物流費、人件費はかなり上昇していますので、この価格設定をいつまで維持できるか分かりません。
しかし、まずはこのプライスに設定することで、世の中にネクタイの素晴らしさをもう一度伝えたいと考えています。
私たちはネクタイにまだまだ無限の可能性を感じています。
BREUERのネクタイが¥6,490(税込)は安過ぎるかもしれませんが、落ち込み続けるネクタイマーケットを活発化させる劇薬のようなものになればと考えています。
そして顧客の皆様と一緒に、ネクタイという素晴らしい文化をもう一度見直し、トライし続けていくきっかけにしたく思います。
貞末哲兵
メーカーズシャツ鎌倉
クリエイティブディレクター
BREUERのネクタイは、クラシカルでトラッドなスタイルを基本としている。色・柄づかいにエレガンスを感じられ、南仏の海をイメージさせるような美しいコレクションを毎シーズン発表しているメーカーだ。
拠点としている南仏・ニースは、地中海でも最も美しい地域とされている。
コート・ダジュールと呼ばれる海岸沿いにはモナコ、ニース、カンヌ、サントロペなど有名な街並みが続く。
コート・ダジュールは、海や自然がただ美しいだけではなく、生きたビーチがあり、鎌倉や湘南と同じように素晴らしいカルチャーが存在している。
湾岸沿いには超高級ホテルやトップメゾンのブティック、美しいカフェ、バーやレストランが立ち並んでいる。
そんな美しい自然と、他に類を見ないカルチャーが融合した場所から生まれるBREUERのネクタイは独特の雰囲気をもち、誰にも真似のできない魅力を放っている。
BREUERの、三つの大きな特徴をご紹介する。
1. “発色の美しさ”
BREUERのネクタイが目を引く理由は、その”発色の美しさ”にある。
特にコートダジュールを彷彿させるような独特のマリンブルーやホワイトは、他のどのメーカーにも出せないカラーリングとなる。
彼らが表現する特別なブルーは、シャツに美しく馴染む。
シルクをはじめ、コットン、リネン、ウールなど天然素材を使用し、フランスでデザイン。そして高い技術をもつイタリアでハンドメイドにて縫製。
ボトルネック型と呼ばれる、ノット(結び目)がコンパクトにまとまり、ノットから大剣先にかけてエレガントに曲線を描く、独特のカッティングパターンも大きな特徴だ。
2. “フレンチ・スタイル”であること
2つめの特徴はフレンチ・スタイルであるということ。
フレンチ・スタイルといえば、セント・ジェームズ、パラブーツ、ウエストンなどの名だたるブランドが挙げられる。
そんな中、フレンチ・スタイルにおけるネクタイ代表されるネクタイブランドはどこなのか?それがBREUERとなる。
“フランスから見たメンズドレスのクラシックスタイル“を上品にアップグレードし続けているのは、世界中探してもこのメーカーしか存在しない。
3. “130年のアーカイブ”
3つめの魅力は、130年に及ぶ彼らのアーカイブ(過去の資料、レシピ)を保有しているということ。
ヨーロッパのメーカー、ファクトリーではアーカイブは決してお金で買えない価値とされている。
長年に渡るアーカイブの保有により、クラシックスタイルを守りながら、それを上品にアップグレードすることができることが、世界で認められている理由の一つとなる。
BREUERネクタイを用いたビジネススタイルの提案。
ネイビージャケットにグレーのウールトラウザーズをつかったジャケパン・スタイル。
白のオックスフォードBDにリバースストライプのネクタイを結び、トラディショナルなコーディネートに。BREUER特有のマリンブルーカラーが胸元を彩る。
ホワイトのトラウザーズと、シャンブレーシャツをつかった、フレンチトラッドなジャケパンスタイル。
シルクコットン素材に垢抜けたこなれ感があり、ニースの砂浜を彷彿とさせるサンドベージュカラーが優しく主張する。
ベーシックなネイビー小紋柄のシルクタイと、グレースーツとのコーディネート。
シンプルな小紋柄の中にスクエアが配置され、その色使いやデザイン性がBREUERらしい1本。ビジネスやスーツスタイルに使いやすい。
ヨーロピアンなべージュスーツに、ネクタイのブルーが映えるコーディネート。
着用しているブルーのネクタイは、シルク・コットン・リネン三者混素材。バスケット調の生地と、小紋柄が上品な春夏向けの1本。
BREUERのネクタイ独特のスモーキーなブルーの色味が美しい。