地元鎌倉の
様々な植物で染める
ボタニカルダイアイテム
海と山に囲まれた自然豊かな都市、鎌倉。
歴史ある寺社は100を越え、町の象徴となっています。
その先々で目にする美しい草木や花々は私達を魅了し、
癒しと共に四季の彩りを運んでくれます。
見頃を終え、やがて散り行く葉や花を拾い集め、
抽出した色素を使ってコットンやウールを染め上げていく。
温もりある天然繊維は一段と優しい表情になります。
水、染料、化学薬品全ての使用量を最小限に抑え、
時間をかけて丁寧に作られた
鎌倉シャツだけのLocal×Nature×Ecologyを詰め込んだアイテムです。
ボタニカルダイとは
ボタニカルダイとは、日本古来の草木染めを進化させた独自の染色技術で、ボタニカル(植物)とダイ(染料)が示す通り、草木や花々、木の実など様々な自然の物から染料を作ってコットンやウールなどを染め上げます。
一般的な草木染めは、天然染料を20%程使用しながらも、色を定着させるために多くの薬剤が投入されています。
対して、ボタニカルダイは、特殊な糊で天然成分を繊維に付着させているため、天然染料の割合を60%以上も維持しており、環境や人体に負荷をかけない、新しい染色技術です。
また、一つの植物の中には、100以上もの色素成分含まれることから、化学染料では出せない、深みのある色に仕上がるのもボタニカルダイ製品の魅力の一つ。
草木や花々の自然の色に癒されるような、奥行きのある色を衣服でも実現しました。
地元鎌倉の花を使って
長谷寺
江ノ電「長谷駅」から5分ほど、緑深い観音山の裾野から中腹に広がる境内は、四季を通じて花が絶えることのない「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれています。
境内の花木の彩りや、鎌倉の海や街並みが一望できる見晴台、木彫仏としては日本最大級の十一面観世音菩薩像を目当てに多くの人が訪れます。
建長寺
北鎌倉にある建長寺は、鎌倉五山第一位の臨済宗・建長寺派の大本山です。
歴史ある建物ともに、境内の様々な植物が四季折々の景観を楽しませてくれることから、多くの観光客が訪れる場所です。
また、日本最初の禅寺としても知られ、現在でも厳しい修行が行われているほか、一般の方に向けた座禅会なども人気を集めています。
ラインナップ
6月から花を咲かせる紫陽花は、梅雨や初夏を楽しませてくれる花の一つです。
土の成分によって色が変わると言われ、白や水色、紫、赤など様々ですが、今回は採取した花の色素から、水色と紫色でシャツを染め上げました。今季は新しく紫陽花の葉で染めた緑色のリネンシャツも登場しました。
雨の日にも合う自然な色を楽しめるシャツです。
日本の春を代表する花である「桜」
鎌倉では段葛の桜が有名ですが、周辺のお寺でも多くの桜を見ることができます。
建長寺では、総門から三門に繋がる参道の両脇に美しい桜が咲き誇ります。
このシャツは、役目を終えて散った建長寺の桜から抽出した色素で染め上げた、日本、そして鎌倉らしい美しいシャツです。
5月頃に見頃を迎える牡丹は、美しさを象徴する花でもあります。
春は桜に囲まれる参道は5月頃には牡丹で埋め尽くされ、訪れる人を楽しませています。
シャツの色として選んだ色は黄色。自然が生み出した黄色によって、華やかで明るい印象を与えてくれるシャツに仕上がりました。
だんだんと秋が深まってくると美しい黄金色に変化していくイチョウの葉。
鎌倉の長谷寺では、11月中旬より色づき、文字通り華やいだ風景を楽しむことができます。
長谷寺にて収集した、見ごろを終えたイチョウの葉が、色鮮やかなカジュアルシャツとネクタイに生まれ変わりました。
「紅葉狩り」という言葉があるように、古くから日本人に愛でられてきた赤く染まったモミジ。
温かみのある深い茜色は、自然と秋の着こなしや風景に溶け込んでくれることでしょう。
銀杏同様に、長谷寺にて収集したモミジで染めた糸でカジュアルシャツとネクタイをつくりました。